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『カルメン』のあらすじ

      『カルメン』あらすじ   
                               
第Ⅰ幕 ・ たばこ工場前

 町を警護する竜騎兵たちの中で、ドン・ホセは、とりわけ真面目な青年だ。
 タバコ工場が昼休みになり、女工達が広場に出て男達と賑やかに話しをしていても、
 職務中のホセだけは知らぬ顔。
 ひときわ目を引く美人のカルメンは、言い寄る男たちを適当にあしらいながら、
 表情さえ崩さないホセに興味を持つ。 
 カルメンは、ホセに流し目を送りながら官能的に歌い、最後の赤いバラを投げて
 工場の仕事に戻る。
 ひとりになったホセは、花を拾う。 かすかに心が動いている。 
 しかし、そこに許婚のミカエラが、ホセの母からのキスを届けに来る。 
 心温まる時間を過ごしたホセは、カルメンの面影を振り払いミカエラとの結婚を決意する。
 突然、工場内が騒然とする。 カルメン 喧嘩の末、女工仲間を刺したのだ。
 縛り上げられたカルメンは見張りのホセを口説いて縄をほどかせ、
 居酒屋で落ち合う約束をして逃亡する。

第Ⅱ幕 ・ 居酒屋

 カルメンと女たちが酒を飲み、楽しげにジプシーの歌を歌っている。
 竜騎兵のスニカ隊長が、カルメンを逃がした罪で牢に入っていたホセが、釈放されたと言う。
 闘牛士のエスカミーリョが登場し、華やかに闘牛士の歌を披露する。
 彼は、早速カルメンに目をつけたようだ。 夜更け、密輸業者のダンカイロが、
 次の仕事の相談を始める。
 話がまとまり、いざ出発となるがカルメンはホセを待っているので残ると言う。 
 間もなく、ホセの歌声が聞こえてくる。 だが、すぐに帰営のラッパが鳴り、ホセは帰ろうとする。
 カルメンは、自分を愛しているなら、ここから一緒に放浪の旅に出ようと誘惑する。
 ホセは、 枯れたバラを取り出してカルメンへの愛の歌を歌う。
 そのバラは、始めてあったとき カルメンが、彼に投げたものだった。 
 隊長のスニガが居酒屋に戻ってきて ホセを見とがめ、すぐに兵舎に戻るように怒鳴る。 
 ホセは逆上して、剣を抜いてしまう。居酒屋の客たちが、間に入ってその場は、収まるが、
 ホセは脱走兵となって悪事の片棒を担ぐことになる。

第Ⅲ幕 ・ 山の中の岩場   

 カルメンはすっかりホセに飽きている。
 盗賊の一味の連絡場所となっている山中で、カルメンが自分の未来を占うと、
 結果はなんどやり直しても「死」だった。 不安に駆られるカルメン。 
 盗賊の一味はでかけ、ひとりホセが見張りとして残る。  
 ミカエラがホセを探しに来て岩陰に隠れると、エスカミーリョが現れる。
 ホセは、カルメンを狙うエスカミーリョに決闘を申し込み、組み伏せる。
 しかし、あわやというところに盗賊団が戻って、ふたりを引き離し、エスカミーリョを逃がす。 
 岩陰から出てきたミカエラは、ホセの母が病の床にあると告げる。
 ホセは、エスカミーリョの抜け駆けを案じながら山を下りる。

第Ⅳ幕 ・ セビリアの闘牛場

 闘牛の日、カルメンはエスカミーリョとともに現れ、皆の歓声を浴びる。
 ホセはカルメンに、自分の元に戻ってくれと懇願するが、
 すでに彼女の心はエスカミーリョのものだった。
 カルメンはホセを振り切って闘牛場に入ろうとしたとき、
 嫉妬に狂ったホセは短剣で彼女の胸を刺す。
 カルメンの遺体にすがって号泣する。


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